お馬鹿な君の世話係。

これは、握手を求めてるのか…?

手が震える。


「あ、男苦手だから。」

そう言って、真が私の頭に手をのせた。


「「……は?」」

みんなが驚いて言う。

「…あのっ…。」

困ってしまった。


「…だから、変な事しないでね。
ちなみのちなみに、俺守り役なんでっ!」

そう言って、ピースする真。


なんだ。

いつも通りじゃんっ…。


「なんか、逆に興味わくねっ♪」

「あたし、女の子だから平気だ~!」

「面倒くさい奴がきたな。」


みんな、反応が様々なようで…。

面倒くさい奴って…、ヒドくないか?


「……一応、克服したいので…。
……よろしくお願いします…。」

私が言った。

< 23 / 459 >

この作品をシェア

pagetop