お馬鹿な君の世話係。


「へ…?」

予想以上に効いていたのに、
びっくりした私。



「ず…、ずるい凛っ!!」

真が言った。



え…?え?え?


「何が?」

私が言う。


「…あぁー。
帰るしっ!帰ってやるっつのっ!」

そう言って、立ち上がった真。


「うん、そっか。
良かった良かった。」



本当に泊まるってなったら、
どうしようかと思ったよ。


「……………。」

真が悲しそうな顔をする。


いやいや……。


「別に…、うん。
嫌いじゃないから、安心して。」

私が言った。

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