お馬鹿な君の世話係。
うるさい早音チャン。

「克服したいとか言ってんな。
こっちは、いい迷惑。」

棗君(管理人)が言った。

「あぁ…?」

真が眉間にシワを寄せる。


「ただでさえ、男多いのに。

触られたぐらいで、キャーキャー言われたら俺が困るだろ?」

「…触んなきゃいい話っ!」

真が言う。


……馬鹿。


「そんな、同じとこ住んでたらたまたまとかもあるだろ。」

「俺が責任とっから、ほっとけっつの。」


「……あっそ。
何かあったら、お前が責任とれよ?」

棗君が言った。

「そのつもりですけど。」


そんな、頼んでないですよ。

責任なんて…子供じゃあるまいし、自分でとるよ…。


「…楽しそうだねっ♪」

由貴君が言った。

< 24 / 459 >

この作品をシェア

pagetop