お馬鹿な君の世話係。



「明日、迎えに行くから。」



「え?」

予想外の言葉に驚いた私。


「だって、寮じゃないし。
家の時は、迎え来てたじゃんっ。」

真が笑って言う。


「だねっ。
分かった。待ってるっ!」

私が言った。

「うん。
じゃぁ、おやすみ。」

「おやすみ。ばいばーい。」


真のおかげで、
辛い事も少しの間忘れられた。


暗い中、歩いて行く真を見て。

泊めてあげれば良かったかな?

なんて、申し訳ない気持ちになった。


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