お馬鹿な君の世話係。

「馬鹿馬鹿言うなっ!!」

二階から真の声が聞こえた。



「うるさいー。」

私が言う。

「本っ当っ!うるさい奴ね。」

おばさんが言った。

「俺は、うるさいのっ!」

真が言う。



ってか。

実際、んなのどでもよくて。


「ねえ、君さ。

昨日、何て言いましたか?」

私が真を指差して言う。

「…なんか、言ったっけ?」

「は?」

私が思わず言う。

「言いました言いました。」

真が必死に頷く。


< 246 / 459 >

この作品をシェア

pagetop