お馬鹿な君の世話係。
「馬鹿馬鹿言うなっ!!」
二階から真の声が聞こえた。
「うるさいー。」
私が言う。
「本っ当っ!うるさい奴ね。」
おばさんが言った。
「俺は、うるさいのっ!」
真が言う。
ってか。
実際、んなのどでもよくて。
「ねえ、君さ。
昨日、何て言いましたか?」
私が真を指差して言う。
「…なんか、言ったっけ?」
「は?」
私が思わず言う。
「言いました言いました。」
真が必死に頷く。