お馬鹿な君の世話係。
凛が隼人に目隠しされていた。
「やだ…。」
凛の小さな声が聞こえた。
「え、ちょっと。」
昨日と話が違う…。
そう思っていたら、
「……離れろっ!!!」
真が、今までにない
大きな声を出して言った。
「……は?」
隼人が言う。
凛は、何も言わない。
もちろん、私達はクラスの注目の的。
「離れろてばっ!」
そう言って、隼人の肩を強く押した真。
「いてー。」
隼人がわざとらしく言った。
「……何してんの。」
というか、何をしてくれたんだ。
隼人の手が離れると。
顔を真っ青にして、震えてる凛がいた。