お馬鹿な君の世話係。
――――――――――

あんな冷静に言ってたけど。

実際、めちゃくちゃ焦っている俺。


抱きかかえているから、
震えてるのが分かる。


「……や、だ。」

消えてしまいそうな声で、言う。

「…あと少しだから。」


保健室に着いた。

「どうしたの!?」

ドアを開けるなり、先生がびっくりする。

「コイツ、寝かして。」

俺は、それだけ言って
ベッドのカーテンを開けた。




「「…あ。」」




最悪。
こんな奴と、声がかぶった。

て、んなのよくて。

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