お馬鹿な君の世話係。
――――――――――


「売ってないし。

………あーっ!!」

真が叫んだ。


「うるせー。」

耳を塞ぐ。

「…俺、数学の訂正ださなきゃ
いけないんだった!

…行ってくるからっ!」

真は、そう言って保健室を出て行った。


おい。

さっきのは、なんだったんだよ。


「意味分かんねー。」


結局。

保健室に残された、俺とコイツ。


チラッと見ると、目が合った。

と、思ったらすぐそらされた。


「どーしたわけ?お前。」

俺が見下ろして言った。

「………。」

気分が悪そうにしてる。

顔色、悪すぎじゃね?

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