お馬鹿な君の世話係。
「ほらな。」
俺が勝ち誇った顔をして言った。
「…いや。
凛は、優しいから
お前をカバってやってんだよっ!
気づけ、馬鹿っ!」
真が言った。
「あぁ?
本当の事、言ってるだけだろっ!」
「いや、違うね。
俺は、その裏を読んだからっ!」
「……裏ってなんだよ。」
俺らのやりとりを見て、
凛は笑っていた。
顔色もよくなってた。
いつも、翔には感謝してる。
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「俺のせいだ…。俺のせい。」
「気持ち悪いよー、龍也~。」
私が龍也に駆け寄る。
「…うん、気持ち悪い。」
龍也が言った。
凛が保健室に行ってから。
隼人は、ずっとこの状態。