お馬鹿な君の世話係。
余計なお世話の理由
――――――――――

凛の顔色もよくなってきた。


「大丈夫?」

凛の頭を撫でて聞く。

「うん。もう、大丈夫。」

凛がそう言って、笑う。


「さっきから、言いたかったんだけど。
俺の前で、いちゃつくな。」

棗が言った。

「ごめんなさいね、ラブラブでー。」

俺が笑って言う。

「おい。
熱あんのかもよ、コイツ。」

棗が笑いながら言った。


凛を見ると、案の定。

顔を真っ赤にしていた。


「…うるさい。」

凛がそう言って、毛布を顔までかぶる。

そんな凛を見て、面白くなる俺。


時計を見ると。

もう、昼休みの時間だった。

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