お馬鹿な君の世話係。

――ガチャ

なんだ、鍵開いてんのかよ。


「私がこれから住む部屋だー。」

なんて、言いながら靴を脱いで入った。



けど、部屋に入って見ると。

「…あれ~。違ったかな。」

そう言って、外に出た。


「103…。うん、そうだね。」

誰か…、いたような…。

確かめて、中に入る。


「………なんで、いるの?」

私は聞いた。

「凜ちゃん、面白いっ!早音と遊ぼ~!」

早音ちゃんが笑って言った。


「……本人より早く部屋入ったんだ。」

「ごめんねっ!
早音、凜ちゃんと仲良くしたいのっ!」


まぁ、嬉しいけどさ…。

「まず、準備させて?」

「早音も手伝ってあげるよっ!」

本当、この子は元気がよろしいようで。


「…ありがとー。」

私は言った。

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