お馬鹿な君の世話係。

「お菓子部、入るってんだって。」


「お菓子部……。」

「お菓子部っ!?」

隼人と由貴が言う。

「早音らしーな。」

棗が笑って言った。

「お菓子部あるとか、知らないしっ!
僕も入ろー!」

由貴が嬉しそうに言う。


本当は、早音と同じ部に入りたいんだなと俺は思った。


――――――――――

「龍也が起こしてー。」

「無理だし。邪魔しちゃ悪くね?」

こんな、仲良さげに寝てるのに。

「けどー。もう帰る時間じゃんっ!」

「起きろー。」

「そんなんじゃ、起きないし~。」

美波が言う。

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