お馬鹿な君の世話係。
「じゃあ、お前が起こせよ。」
「もー。分かったよ。」
美波がそう言って、深呼吸する。
一体、何をするつもりなんだ…。
「起きろっ!!」
美波が言った。
「ははっ…。」
俺は、笑ってしまった。
深呼吸した割には、声出てないし。
「んん~…。」
けど、真は目をこすっていた。
「起きて~。
もう、授業終わったんですけど~。」
「何時間、寝てんだよ。」
俺と美波が言う。
「はぁ~…。ごめんごめん。」
真が欠伸をしながら言った。