お馬鹿な君の世話係。

「…は?
何言ってんだよ、お前っ!」

真が凛を見る。


寝てるって…。


「じゃあね~。」

美波が満足そうに言った。


―――――――――――


「凛、起きろー。」

声がする。

寝返りをうった、私。


「背中向けやがった…。
凛、起きろー!」

私の肩を揺らす。


やめてよ。

まだ、寝たい。


「もう、凛ー!
早く帰って、遊ぼうぜ~。」

うるさいうるさい。

「…凛~。もう、仕方ない。」

「きゃっ…!」

私は、声をあげた。

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