お馬鹿な君の世話係。
―――――――――――

「美波達は、信じてほしいって言ったじゃん。
棗達は、力になりたいって言った。」

真が言う。


分かってる。

本当に嬉しかった。


「だけど、そんな簡単じゃないんだよ。」

私が言った。

「……うん。」

「でも…。」

私がそう言って下を向いた。

「…凛が思ってるような事があっても
俺は、変わらないからっ!」

真が笑う。

その言葉を聞いて、私も笑顔になった。

勇気がもらえた。


「ありがとう。」


真が不安そうにしているのに。

全く気づいてなかった。

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