お馬鹿な君の世話係。

それで、言ってくれたんだ。




「俺が凜を守ってるから…。
…だから、笑えよっ!

凜の笑顔は、俺の元気の元っ!」



ねぇ。

真で良かったよ。



この言葉が、私の心の支えになった。



それから。

笑ったのは、案外早かった。


「…凛!」

真が私を呼ぶ。

けど、私は無視。


ドラマを見ていた。


「凛ってば!」

今、大事な所なんです!!


「凛って、何回言えば分かんだよ!!」

真がデカい声で言った。


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