お馬鹿な君の世話係。

「……いやいや。」


信じない。

信じないからね。←


「ごめんごめん。
スッゴく、熱あるそうだよ。」

おばさんが言った。


他人事に聞こえるのは、私だけ…?


「わかった…。」


「まーまー。
真ごときで、気を落とすなよ。」


本当、他人事だな。


「もう、分かったよ。」

私が言う。

「ごめんね~。
明日は、絶対行かせるからさ。」

そう言って、ドアを閉められた。




………本当、他人事だな。




いいさ…。

いいよ、いいよっ…!

昨日、
あんなにみんなと打ち解けたんだから。


うん。

真がいなくても、大丈夫っ!


思い込むので、精一杯だった。


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