お馬鹿な君の世話係。
そんな思いつつも…。
「はぁー…。」
不安だった。
真が私を置いて休むのは初めて。
中学の時とか、熱があっても熱さまシートつけて来てくれてたのになー。
なんて、思った。
そんな、高校になってまでね…。
私、どんだけ子供って話ですよ。
よくよく考えると、真に迷惑かけてばっかだし。
甘えてばっかり。
いい加減、呆れられるかもな…。
ますます、不安になった。
そんな、考えてる内に学校に到着。
「…誰か…いますようにっ!」
いるに決まってるのに、こんな事を唱えてドアを開けた。
――ガラッ