お馬鹿な君の世話係。
――――――――

「本当…、可愛い。」

俺は、言った。

凜ちゃん、本当俺のタイプ。
普通に可愛いじゃんっ?


男が苦手ってとこにもひかれるし。

そういうの…、放っておけないタイプ?


――――――――――

「なななな、な…。」

私は、後ろに下がった。


私の頭に手を伸ばしてきた。

「……っ!」

何故か体に力をいれた私。


パンっ。

と思ったら、私の後ろの壁に手をつけた。

いや、そういうフェイント…。

ありですか…?


「ハハっ。」

隼人君が面白がって笑っている。

自分、遊ばれちゃってます。


…油断してたら、

「反応、面白いね。」

私の頬に手を添えようとしてきた。

顔が近づく。

「…やだっ…。」

目を瞑った私。

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