お馬鹿な君の世話係。








「…俺が、変わりに居てやるから。
……泣くなよ。」


そう言って、強く抱きしめられた。




人の温もりを忘れてた。

こんなに温かかったのに。



「俺にも、頼ってよ。
1人なんて、言わないで。」








―――1人じゃない。




真しか、見えてなかった。

他に支えてくれる人だって、
いっぱいいてくれるはずなのに。


この前だって、みんなと初めて打ち解けれたばっかりだったのに。



私、こんなに成長したんだね。





「ありがとっ…。」



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