お馬鹿な君の世話係。

「なんか、落ち着かない。」

「どこでも、座っていいよ。」

私が言う。


お菓子持ってくるね、そう言って階段を
下りた。


「って。隼人、何しに来たんだっけ?」


普通に飲み物まで、出そうとしてるけど。


「…寮に帰るんでしょ?」

「わっ…!!」

お菓子を落としてしまった、私。


どこから、湧き出てきたんだ。


「ごめん。飲み物とかいいよ。」

そう言って、飲み物を冷蔵庫になおす隼人。


どうも、ご丁寧に。


「……じゃあ、準備しよ。」

また、二階に上がる私達。



「………。」

バックに洋服とか詰めようとしたんだけど。


手が止まる。


「どうかした?」

隼人が、私の顔を覗き込んでくる。

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