お馬鹿な君の世話係。

心の穴



それから、3日後。

また、寮に帰って来た私。


思いもしなかった。

1人で、帰ってくるなんて。


「凛ちゃんだ~っ!!」

早音ちゃんが、飛びついてくる。

「ただいまっ。」

私が言うと、早音ちゃんは嬉しそうに笑う。


「食堂で、みんな待ってるよっ!!」

そう言われて、食堂に行った。


「……わぁっ。」


ドアをあけると、ごちそうが出ていた。

食堂も、飾り付けしてあって。


パーティーのような気分。


「おかえりっ!」

みんなが、笑って出迎えてくれる。


純粋に嬉しかった。

1人で、帰ってきて良かったのかな…?


なんか申し訳ない気持ちと、嬉しい気持ちが混ざって複雑だ。


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