お馬鹿な君の世話係。
離れたくない
「あらー、もう出るの?」
お母さんが言った。
「うん。
早めに行かなきゃ、間に合わないし…。」
そう言うと、お母さんが外に出る。
車に乗り向かった先。
「大丈夫?帰りは、連絡しなさいよ。」
お母さんが心配そうに言った。
「大丈夫だよ。じゃあねっ。」
車のドアを閉めた。
「2回目でも、なんか緊張する…。」
道に迷わないといいけど…。
なんて、思っていたら…、
「凛ちゃーんっ!!」
入り口の前で大きく手を振っている。
「早音ちゃんっ!」
早音ちゃんと由貴が待っていた。
今日は、隼人のサッカーの試合。
お弁当を作る為に、一旦家に帰っていた。
「翔と棗は、後から来るってっ!
早く行こっ!」
早音ちゃんが、私の手を引っ張っる。