お馬鹿な君の世話係。

「隼人のところ行ってたんだっ!」

由貴が言う。

「ちゃんと、場所とったんだよっ!
あそこっ!」

早音ちゃんが指を差す。


「いい場所とれたね。」

翔が言った。


早音ちゃんと由貴は、嬉しそうな顔をする。


「早く行くぞ。」

棗がだらだら歩き出す。


そんなに面倒くさいんだ…。


大人しく座ってると、選手が出てきた。


「あ、ほらっ!隼人だよっ!」

「違うっ!あれだよっ!」


早音ちゃんと由貴が言う。


「隼人、8番だからあれだよ。」

私が指を差す。


あれは、絶対隼人だ。


「隼人だな。」

棗が言う。


ほらな~♪

私は、得意気な顔をする。
< 427 / 459 >

この作品をシェア

pagetop