お馬鹿な君の世話係。
「隼人のところ行ってたんだっ!」
由貴が言う。
「ちゃんと、場所とったんだよっ!
あそこっ!」
早音ちゃんが指を差す。
「いい場所とれたね。」
翔が言った。
早音ちゃんと由貴は、嬉しそうな顔をする。
「早く行くぞ。」
棗がだらだら歩き出す。
そんなに面倒くさいんだ…。
大人しく座ってると、選手が出てきた。
「あ、ほらっ!隼人だよっ!」
「違うっ!あれだよっ!」
早音ちゃんと由貴が言う。
「隼人、8番だからあれだよ。」
私が指を差す。
あれは、絶対隼人だ。
「隼人だな。」
棗が言う。
ほらな~♪
私は、得意気な顔をする。