お馬鹿な君の世話係。
「隼人ーっ!!!」
早音ちゃんが大声で叫ぶ。
――バシッ!!
棗が思いっきり早音ちゃんの頭を叩いた。
「痛そ……。」
思わず、言った。
「うっせーんだよ。」
棗が言う。
本当、機嫌悪いんだな…。
「痛い~…!!」
早音ちゃんが泣き目になる。
ほらほら…。
「泣き出したじゃん~!」
由貴が膨れっ面で言う。
「知らね。」
棗がそっぽを向いた。
ガキじゃないんだからさ~…。
「「やったーッ!!」」
「「きゃーッ!!」」
いきなり、周りの人達が総立ちになる。
「あー。1点いれられた…。」
翔が肩を落とす。