お馬鹿な君の世話係。

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「…すごく悩んで、考えた結果がこれだった。

自分でも、自分の気持ちが分かんねー。」


真が言う。




けど、私には伝わった。




「……呆れられたのかと思った。
もう、あたしに疲れたのかと思った。」






「そんなはずねーじゃん。
俺…、離れても凛の事思ってた。

自分で言ってて、後悔してた。」


馬鹿だよな。そう言って、笑う。




「……ううん。」

私は、首を振る。



だって、結局は…
私の事考えてくれたんでしょ？



いつだって。
私を一番に考えてくれる。




「…嘘つきって、叫ばれたけど。
今まで言った事は、嘘じゃない。

本当に思ってるから。」





『………嘘つきっ…！！』



自分で、そう叫んだんだっけ…。



でもね、自分で言ってて心のどこかで分かってたんだ。





真は、そんな嘘つくような人じゃないって…。