お馬鹿な君の世話係。
ブリッコは…。

と思ったら。

「…由貴、酷いー!
早音、ブリッコじゃないもん!!」

そう言って、泣き出した。

……大丈夫ですか?


「馬ー鹿っ!
また、早音の負け!」

由貴がガラっとまた戻り、
意地悪な笑顔で言った。

負けーって…。

なんの争いですか。

「…いいもん!」

早音ちゃんが言った。

もう、泣き止んだのね。


「お腹空いたな…。」

私が呟いた。

「そうだよっ!
飯食わせろっ、飯っ!」

真が言った。

「早音がカレー作ってあげる!」

今から作ったら結構かかるねー…。

「僕がシチュー作ってあげる!」

由貴が言った。

やっぱ、キャラかぶってるねー。

「凜ー、チャーハン作って♪」

真が笑顔で私に言った。

チャーハン好きだもんね。


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