お馬鹿な君の世話係。
台所から離れて席に着くと、
早音ちゃんが喋り出した。

「アイツ猫かぶってんだよっ!」

早音ちゃんがキレ気味で言った。

「明らかに態度違う時あったよね!?」

うん。
あった、あった。

「気に入らない事があるとね、
いつもああなるんだよっ!

ズルいよね!?」

早音ちゃんが必死に訴えてくる。

うん。
ズルい、ズルい。

「早音とキャラかぶってるんだよ!?」

うん。
二回目ね。

かぶってる、かぶってる。

それから、
早音ちゃんの話をずっと聞いていた。

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