お馬鹿な君の世話係。
翔君の手を握る早音ちゃん。

「由貴がまた、早音に意地悪する!」

早音ちゃんが翔君に言った。

「頑張れっ!」

翔君が言った。

いや…、適当ー。


けど、早音ちゃんは…、

「うんっ!頑張る!」

笑顔で言った。

「翔も一緒にご飯食べようー!」

早音ちゃんが言う。

1つ分かった事。

早音ちゃんは、翔君が好き…?

というか、気に入ってる…。


「あ、君達なんだっけ…?」

翔君が私たちを指差していう。

なんだっけ…って、なんですか。

「え…と、」

真がキョドる。

「…凜ちゃんと真君っ!」

早音ちゃん、ナイスっ!

「あぁー。男が苦手とか…?」

翔君が言った。

私は、頷いた。

「ふーん。大変だね。」

……はい?

「隼人とか、かなり君の事
気に入ってたみたいだし…。

アイツは、何するか分かんないよ。」

そう言って、翔君は笑った。

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