お馬鹿な君の世話係。
「俺も凜と同じクラスで良かったっ!」

真が言った。

「ありがとっ。」

「昼飯、一緒食べようぜー!」

もう、そんな事考えてるんかい。


「…俺、昼飯一緒に食べるような友達
つくれる自信がない。」

おいおい。

大丈夫ですかね。

昼飯を一緒に食べるような友達って…。

どこからが友達なんだよ…。

「分かったっ!」

「まじっ!?やっぱり、凜だよなっ♪」

うん、本当そういう時だけね…。

「うん。」

私は言った。


「まぁさー、
友達できなくても俺いんじゃん?」

真が笑って言う。

「だねっ!」

私は笑った。

そう言ってくれて、スゴく安心した。

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