お馬鹿な君の世話係。

「可愛いお隣さんをいじめてたっ!」

俺が言った。

「変な事するんじゃねぇぞ。」

棗が言う。


変な事なんて、しないよ。

なんだかんだで、棗も狙ってんの?


「心配ないよ。」


――――――――

「真ー…!!」

凜がそう言って、俺に飛びついてきた。

「なに…!?なに!?どうしたっ!?」

俺は言った。

「もぅー。犯されるかと思った…。」


なにを言ってるんだ。


「なにがあったんだよ?」

まぁ、凜の話を聞くと。


朝起きて、ドアを開けたら。
隼人とかいう奴が出てきて。

凜の部屋にズタズタ入って行って。
ベッドに寝ころんで。

凜においでと、腕を広げてきたと。
それで、凜が部屋から逃げて。

俺に助けを求めて来たら。
隼人とかいう奴が凜に迫って来て。

俺がナイスタイミングでドアを開けたと。


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