お馬鹿な君の世話係。
――――――

「まぁ、大変だったねー。」


馬鹿にしてるでしょ…?


「殴っていい…?」

「…じょっ…、冗談だろっ!!」


焦りすぎだし。


「まぁ、俺ナイスだな。」

真が頷きながら言う。

「…さぁね。」

ナイスなのかが、分からない。

「俺、ヒーローだからっ!」

そう言って、ピースする。

ナイスタイミングで、
ヒーローなっちゃいますか。


「うん、ヒーローヒーロー。」

私は笑って言った。

「馬鹿にしてるだろ?」

真が言う。

「うんっ!」

私は笑顔で言った。

「なんだよ、俺が助けてやったって…。」

「あぁーー!!」

私は叫んだ。

「…今度は何事だよっ!?」

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