お馬鹿な君の世話係。
「………え…。
ちょっ…、凜さん…?」

真が焦る。


「お前ら、遅刻だな。

今さっき、
みんなの自己紹介が終わった所だ。」

担任らしき人が言った。

……どうすんだよ、おい。

担任、男だし…。

かなり、運が悪い。

「早く中に入れ。」

先生が私の背中を押そうとした時。

「ちょっ…、ストーップっ!」

真が止めた。

そして、先生に耳打ち。

「あぁ…、そうだったな。
悪い悪い。」

担任が思い出したように言った。

「…早く行こーぜ。」

そう言って、真が私の背中を押す。

ほっとしてる自分がいた。


「やりー♪俺、凜の隣っ!」

真が私に向かって笑ってピースする。

うん。

私も嬉しいんだけど。

ちょっと、うるさいかな…?

いや…、かなりうるさい。


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