お馬鹿な君の世話係。
一応、注目の的なんで…。

そういう事は、言わないで頂きたい。

「うん。よろしく…。」

何故か、初めて会ったかのように言う私。

「おうっ♪」

けど、馬鹿は
分かんないから普通に返事をする。

馬鹿で良かった…。←


それから、私達は自己紹介をした。

そして、先生が喋って終わり。


休み時間になり。

横目で真を見た。

「お前、真だっけ?」

前の男の子から、喋りかけられていた。

「…あ、ぁ。」

曖昧な返事をする。

シャキッとしろよ…。


そんな時。

「凜ちゃんー♪」

上から、声がして。

「…ん…?」

上を見た。

――ガタっ…!

イスごと、私は後ろに下がった。

「…なっ……!?」

上を見ると、
隼人君の顔が間近にあったから。

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