お馬鹿な君の世話係。
―――――――

コイツもサッカー部に入んのかよ…。

入んの止めようかな、
という考えがよぎった。


けど、美波が前…

『サッカーしてる男は、格好良いっ♪』

とか、言ってたのを思い出した。

だから、龍也も入ってと言われていた。

サッカーは、別に嫌いじゃなかったから
いいかなと思っていた。

「凛は、マネージャーになってよ。
俺、専用のっ♪」

隼人が言った。

「無理に決まってんだろー。
誰が、お前なんかにつくかよ。な?」

真が凛に言う。

「……あははっ。」

凛が苦笑いする。

さっきから、凛に問いかけたら
真が答えてるような気がする。

美波と2人の時と、
比べて全然喋んないし。

特に俺が喋りかけると…、

「凛って、運動苦手ー?」

「…………。」

黙って頷く。


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