お馬鹿な君の世話係。

「ねえ、5番分かる?」

私は言った。

「…まっかせなさいっ!」



元彼に暴力を振るわれた事がきっかけで
それから、男が怖くなった私。


けど、それでもずっと私を元気づけてくれた。

だから、真だけ心を許せた。


なのに、寮に入ろうとか言い始めた時は本当にコイツは馬鹿だと思った。


でも、そんな事もあったから。

仕方なく馬鹿な高校に入ってあげたし、
仕方なく寮に入ってあげる事にした。


「…本当に大丈夫?」

「大丈夫っ!!約束は破らないっ!!」

真が笑って言う。


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