お馬鹿な君の世話係。
―――――――

やっぱり、学校って居づらい。

「凛ー!帰ろうぜ。」

真が言った。

「うん。」


私が返事をした時。

「俺も帰りまーすっ!」

隼人が割り込んできた。

「本っ当、お前さー…。」

真が言いかけた時。

「凛ちゃんー!!早音と一緒に帰ろっ!」

教室のドアから、早音ちゃんが言った。

「待ってよっ!
僕も、一緒に帰るっ!」

由貴もいる。

「早音に由貴。ここは、空気を読もう。」

隼人が言った。

「早音も、凛ちゃんと帰りたいー!」

早音ちゃんが言う。

それは、嬉しい。


あれ……?

「隼人と早音ちゃんって、
同い年なんだ…。」

私は、つい言ってしまった。

兄妹だと思ってたから。

「義理の兄妹だからね。
同い年になっちゃったっ♪」

隼人が言った。

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