お馬鹿な君の世話係。
―――――――

本当にコイツは、何を考えてんだ。

「まぁ、棗君。
そんな心配しなくて、大丈夫っ!」

隼人が言う。

馬鹿にするように言いやがって…。

「馬鹿にすんな。
それに、心配してねぇ。」

俺は言った。

「…ふーん。
じゃぁ、邪魔しない?」

隼人が笑って言う。

なに、コイツ。


「…気分によるー。」

俺は適当に言った。

内心、邪魔するつもり。

俺も、アイツが色々と気になる。

「でも、楽しそうじゃんっ!
僕も凜ちゃん、いじるの好きー!」

由貴が言う。

なんだ、コイツら。

「…お前ら、Sだな。」

俺が言った。

「…いやいや、棗ほどじゃないよな?」

隼人が言う。

「喧嘩売ってんの?」

「嘘ー。嘘でーす。」

隼人が言った。

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