お馬鹿な君の世話係。
隼人君のターゲット
――――――――


「凜ー、暇~。」

真が私のベッドに寝転がり言う。


「うん。そうか。」

「お菓子食べたい。」

「うん。食べたいね。」

私に言って、どうする。


「買ってきてっ!」

「…はい?」

パシリか。

「暇だー!」

真が言った。


「…もう、うるさいっ!」

私が言う。

「すいませーん。」

謝る気ないだろ、コイツ。

「…けど、暇すぎ…。」

「勉強しなよ、勉強。」

馬鹿なんだからさー。


「やだ。勉強だけは、しないからなっ!
……コンビニ行かない?」

真が言った。

いきなり何。

「行こうぜー。」

真が言う。

本当、自分勝手な奴。

「…いいよ。」

そんな自分勝手な奴を甘やかしてるのは、私なんだけど。
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