またキミに会うために~1400年の時を超えて~
「すごいね! 私も、あの大役やりたかった!」
また歩き出すと、興奮気味に麻美が話しかけてくる。
変われるものなら変わりたい。
そう思っている私には、麻美の気持ちが理解できない。
「今度は、立候補しなよ」
そう言いながら、私は溜め込んでいた息を吐き出した。
たまには別の場所へ行きたい。
せっかく近くに海だってあるのに、浜田はいつだって同じ場所しか選ばない。
確かに課外授業という名目上、遊びに行くわけではないとわかっている。
しかしもう少しバリエーションを求めても、バチは当たらないと思う。
確かに近場で有名な歴史といったら、さっきの皇子が関係したものしかないかもしれないけれど。
だけど地元の人間なら、子供の頃に一度は行ったことがある場所をだ。
それを、高校生にもなって頻繁に訪れて何をどう楽しめというのだ。
それも決して、楽しい場所でもないのに……。
__心底、飽きた。
麻美と浜田を除いては、その言葉しか出てこない。
また歩き出すと、興奮気味に麻美が話しかけてくる。
変われるものなら変わりたい。
そう思っている私には、麻美の気持ちが理解できない。
「今度は、立候補しなよ」
そう言いながら、私は溜め込んでいた息を吐き出した。
たまには別の場所へ行きたい。
せっかく近くに海だってあるのに、浜田はいつだって同じ場所しか選ばない。
確かに課外授業という名目上、遊びに行くわけではないとわかっている。
しかしもう少しバリエーションを求めても、バチは当たらないと思う。
確かに近場で有名な歴史といったら、さっきの皇子が関係したものしかないかもしれないけれど。
だけど地元の人間なら、子供の頃に一度は行ったことがある場所をだ。
それを、高校生にもなって頻繁に訪れて何をどう楽しめというのだ。
それも決して、楽しい場所でもないのに……。
__心底、飽きた。
麻美と浜田を除いては、その言葉しか出てこない。