またキミに会うために~1400年の時を超えて~
「できた!」
一瞬にして鶴を造ると皇子は、また固まった。
「皇子も一緒に織ろうよ」
「……わ、私に、できるであろうか?」
「大丈夫。簡単だから」
皇子に和紙を渡すと、ゆっくりと織ってみせる。
「まずは、こうやって?」
「こ、こうか?」
皇子の細長い指は、私よりも不器用に動く。
「そう。それでこうして。あ、そこは逆ね」
「……こ、こうか?」
真面目な顔をして鶴を織る姿に、笑いそうになるのを堪える。
一瞬にして鶴を造ると皇子は、また固まった。
「皇子も一緒に織ろうよ」
「……わ、私に、できるであろうか?」
「大丈夫。簡単だから」
皇子に和紙を渡すと、ゆっくりと織ってみせる。
「まずは、こうやって?」
「こ、こうか?」
皇子の細長い指は、私よりも不器用に動く。
「そう。それでこうして。あ、そこは逆ね」
「……こ、こうか?」
真面目な顔をして鶴を織る姿に、笑いそうになるのを堪える。