またキミに会うために~1400年の時を超えて~
目の前には質素な造りなのに、やけに大きなお屋敷が建っている。わかりやすく言えば、茅葺き屋根の平屋だ。
青年はそのお屋敷の住人のようで、縁側のような場所に腰掛けている。そして、庭に倒れている私を見つけたという所だろう。
「……あの、ここはどこですか?」
「ナニワノナガラノトヨサキノミヤ」
「は?」
思わず、ポカーンと口が開いてしまう。
この人は、外人?
カタカナにしか変換できない言葉に戸惑う。それに無駄に長いし、聞いたこともない。
「……セッツノクニだが」
相手は相手で、怪訝そうな顔をしている。
「私は、和歌山の藤白神社にいたんだけど」
「ワカヤマ????」
その顔を見て悟る。
ダメだ。完全に通じていない。
青年はそのお屋敷の住人のようで、縁側のような場所に腰掛けている。そして、庭に倒れている私を見つけたという所だろう。
「……あの、ここはどこですか?」
「ナニワノナガラノトヨサキノミヤ」
「は?」
思わず、ポカーンと口が開いてしまう。
この人は、外人?
カタカナにしか変換できない言葉に戸惑う。それに無駄に長いし、聞いたこともない。
「……セッツノクニだが」
相手は相手で、怪訝そうな顔をしている。
「私は、和歌山の藤白神社にいたんだけど」
「ワカヤマ????」
その顔を見て悟る。
ダメだ。完全に通じていない。