またキミに会うために~1400年の時を超えて~
「み、皇子様?」
と、つられて女子達も私に近寄ってくる。
「どうかこの私を、ジジョにしてくださいまし」
喋り方も、この時代に寄せてみた。まあ、私の勝手なイメージだけど。
「……な、何という」
絶句する女子。
正直、私も自分自身に絶句している。
「わざわざ、月から来てくれたのだな~」
「はい」
と、呑気な皇子を除いて。
「露。この兎に、馳走を振る舞ってやれ」
「か、かしこまりました」
露と呼ばれたその人は、他の女子達を引き連れて消えていった。
「これで、一安心だな」
突然、普通のテンポで話し出す皇子はしっかりと目も定まっている。
「……何が、安心しろよ。後から何を言われることか」
「それはない。私の申すことは必ずだ。背くものなどおらぬ」
その瞳が、真っ直ぐ私を見つめる。
そりゃあ、皇子だし?
偉い人なのはわかるけれど、兎の化身ってありなの?信じるもの?
と、つられて女子達も私に近寄ってくる。
「どうかこの私を、ジジョにしてくださいまし」
喋り方も、この時代に寄せてみた。まあ、私の勝手なイメージだけど。
「……な、何という」
絶句する女子。
正直、私も自分自身に絶句している。
「わざわざ、月から来てくれたのだな~」
「はい」
と、呑気な皇子を除いて。
「露。この兎に、馳走を振る舞ってやれ」
「か、かしこまりました」
露と呼ばれたその人は、他の女子達を引き連れて消えていった。
「これで、一安心だな」
突然、普通のテンポで話し出す皇子はしっかりと目も定まっている。
「……何が、安心しろよ。後から何を言われることか」
「それはない。私の申すことは必ずだ。背くものなどおらぬ」
その瞳が、真っ直ぐ私を見つめる。
そりゃあ、皇子だし?
偉い人なのはわかるけれど、兎の化身ってありなの?信じるもの?