夏恋サテライト

「飛鷹棗の何がそんないいの?俺怖くて近寄れないあいつ」


「恭ちゃんにも怖いものなんてあるんだね」


「うん、俺お前と違って繊細だから」


「今日すごい喧嘩売ってくるね恭ちゃんや。反抗期かい?」

「ばあちゃんみたいな喋り方やめろ」





あっという間に(寝てる間に)4限も終わり、昼休み。


ぼっち飯は寂しくて棗のところに行こうとした私はなぜか恭ちゃんとご飯を食べている。





「一緒に飯食べてやるなんてどういう風の吹き回し?」


「だって男バレの部長俺の友達だし」


「あー、なんだ恭ちゃんもぼっちだったんだぁ」

「一緒にすんなバカ」




はいはい、と軽くあしらえば舌打ちが聞こえた。

けしからん。はしたない。




恭ちゃんはいつも爽やか笑顔キラキライケメンなんだけどなぁ。


なぜか私には当たりが強い。仲良いからこそだと信じてるけど。




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