夏恋サテライト
またまた呆れたのであろうナツメくんは深い深い、それはもうマリアナ海溝レベルのため息をついた。
お前でもマリアナ海溝なんで知ってんだなって?
私を舐めんじゃないよ。そんくらい朝飯前より前。もはや前日の夕飯レベル。
「じゃあ結婚してくれるまでつきまとっていい?」
「いいって言うやつがいると思うか。」
「ううん。てかもはやそれなら許可いらなかったね。ということで宣言します私 “ 夏目 咲鈴” は今日から “ 飛鷹 棗の大親友になります」
「はぁ…くだんね。つか認めてないのに公認ってなんだ」
「とかいってぇ〜嬉しいくせに〜」
「殴っていいか」
この日このやり取りは何故かすぐに学校中に拡散され、私は友人になった。