夏恋サテライト

「さりちが授業中ぶっ倒れても俺らクラス違うから助けてあげれないからね」



「隣のクラスから駆けつけてくれたっていいんだよ」



「だめだね、俺ら2人で飛び込んだら女の子たち悲鳴あげてぶっ倒れちゃう。患者増える」


「ナイスナルシスト〜」




まあ事実でもあるけど。



2人とも超がつくほどのイケメンで、棗は近寄り難いって言われてるけど柏崎くんはこの性格。



学年クラス問わず歩いてるだけで女の子が寄ってくる天然女の子ホイホイ。

本人も満更でもなさそうだからいいんですが。




「あ、棗おかえり。ご飯買いに行ってたの?」




お手洗いだと思っていた棗は購買のビニール袋を持ってご帰宅。


棗は毎日コンビニか購買でご飯を調達してるんだ。




「食え」


「え、私?あ゛っ、メロンパン!」




棗に押し付けられたのは私が好きな購買のハニーメロンパン。


ダイエット始める前は2日に1回買いに行っていた代物だ。




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