夏恋サテライト
File.5 俺の
【咲鈴side】
「棗がモテている…」
「すごいねぇ、前からだったけど最近は特に」
呼び出しには絶対に応じない棗。
そんな棗に、女の子たちはあの手この手を使って告白をしているのだ。
先生が呼んでるよ、と連れ出してみたり
下駄箱に手紙を入れてみたり
廊下や曲がり角で待ち伏せしてみたり。
「いやちょっと待って、私彼女だよね!?」
「そうみたいだけど、誰も信じてないって感じじゃない?」
「うっ…」
あれだけ一緒にいた、というか付きまとっていた私は1ヶ月近く経つ今でも棗の彼女だと信じられていない。
まあみんなの前で付き合うことになりましたー!なんてことはしてないせいで、中途半端に広まってしまったからかもしれないけど…
「私彼女に見えないかな…」
「自信持ちなよ、飛鷹くんの隣歩いてる女の子なんて咲鈴だけでしょ?」
「元々隣にいたから何も変化がないのかもしれない…」
「棗がモテている…」
「すごいねぇ、前からだったけど最近は特に」
呼び出しには絶対に応じない棗。
そんな棗に、女の子たちはあの手この手を使って告白をしているのだ。
先生が呼んでるよ、と連れ出してみたり
下駄箱に手紙を入れてみたり
廊下や曲がり角で待ち伏せしてみたり。
「いやちょっと待って、私彼女だよね!?」
「そうみたいだけど、誰も信じてないって感じじゃない?」
「うっ…」
あれだけ一緒にいた、というか付きまとっていた私は1ヶ月近く経つ今でも棗の彼女だと信じられていない。
まあみんなの前で付き合うことになりましたー!なんてことはしてないせいで、中途半端に広まってしまったからかもしれないけど…
「私彼女に見えないかな…」
「自信持ちなよ、飛鷹くんの隣歩いてる女の子なんて咲鈴だけでしょ?」
「元々隣にいたから何も変化がないのかもしれない…」