人生に胸キュンは必要です!
「え、もしかして、海って漫画から出てきた・・?」

「は?」

「だって、もうイケメンすぎて」

私が頭を抱えていると、海がため息をついた。



「おせぇ」



海が私の手を握り、店を出ていく。

「海」

「何?」

「私、今なら映画化出来る漫画描けそう」

「星奈のそう言う正直なとこ好きだわ」

何故か私が年上なのに、デートの主導権は海に移っていた。
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