パーフェクトな警視にごくあま逮捕されました
落ち着かないせいで仕事の進みは悪く、終わったのは八時を回っていた。
「これからプレゼン資料作りたいとか言ったら、怒られそう……」
とりあえず、駒木さんに連絡を入れてみる。
『花夜乃さん!?
大丈夫!?』
ワンコールもしないうちに駒木さんが出た。
しかも凄い、心配されている。
「今のところ平気です。
それで、あと一時間くらい残業したいんですが、いいですか?」
『ダメ!
ダメだよ、絶対!
時間が遅くなったら人が少なくなって、それだけ危険が増すんだからね!』
かぶせ気味に反対されたが、それはそうだよね。
私だって、わかっている。
「でも、コンペのプレゼン用資料を作りたくて……」
『そんなの、家でやればいいだろ。
僕も手伝うし』
速攻でさらに、反対された。
私だって家でできるなら、そうしたい。
でも、できない事情があるのだ。
「ちょっとあって、会社でしかプレゼン資料作れないんですよ」
こういうとき、疑われて変な制約をつけられたのが非常に痛い。
しかも、その原因があの犯人かもしれないと思うと、腹立たしくなった。
電話の向こうでため息の音がしたあと、駒木さんの声が聞こえてきた。
「これからプレゼン資料作りたいとか言ったら、怒られそう……」
とりあえず、駒木さんに連絡を入れてみる。
『花夜乃さん!?
大丈夫!?』
ワンコールもしないうちに駒木さんが出た。
しかも凄い、心配されている。
「今のところ平気です。
それで、あと一時間くらい残業したいんですが、いいですか?」
『ダメ!
ダメだよ、絶対!
時間が遅くなったら人が少なくなって、それだけ危険が増すんだからね!』
かぶせ気味に反対されたが、それはそうだよね。
私だって、わかっている。
「でも、コンペのプレゼン用資料を作りたくて……」
『そんなの、家でやればいいだろ。
僕も手伝うし』
速攻でさらに、反対された。
私だって家でできるなら、そうしたい。
でも、できない事情があるのだ。
「ちょっとあって、会社でしかプレゼン資料作れないんですよ」
こういうとき、疑われて変な制約をつけられたのが非常に痛い。
しかも、その原因があの犯人かもしれないと思うと、腹立たしくなった。
電話の向こうでため息の音がしたあと、駒木さんの声が聞こえてきた。