パーフェクトな警視にごくあま逮捕されました
「わかりました。
でも、早くケリをつけてくださいよ。
警視が捜査、しかも潜入捜査の真似事をしているとか知られたら、大事なんですからね」
「わかってるよ」
ふたりは私のためなら多少の無理くらい当たり前って感じで話していて、申し訳なくなってくる。
「すみません、私のために」
「なんで花夜乃さんが頭を下げるの!?
悪いのは犯人だよ!」
「そうだよ、悪いのは犯人と、犯人を逃がした俺ら警察だ。
篠永が詫びる必要なんてない」
謝った私を、大慌てで止めてくれる彼らが頼もしい。
でも、私はふたりのうち、どちらかを選ばないといけないんだ……。
でも、早くケリをつけてくださいよ。
警視が捜査、しかも潜入捜査の真似事をしているとか知られたら、大事なんですからね」
「わかってるよ」
ふたりは私のためなら多少の無理くらい当たり前って感じで話していて、申し訳なくなってくる。
「すみません、私のために」
「なんで花夜乃さんが頭を下げるの!?
悪いのは犯人だよ!」
「そうだよ、悪いのは犯人と、犯人を逃がした俺ら警察だ。
篠永が詫びる必要なんてない」
謝った私を、大慌てで止めてくれる彼らが頼もしい。
でも、私はふたりのうち、どちらかを選ばないといけないんだ……。